40代サラリーマン男♂が育児休業をとりました

40代建設業サラリーマンが育児休暇を取得。おじさん目線の育児ブログを目指します。

社長接待

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半年ほど前にちょっと大変なプロジェクトのリーダーにアサインされました。
超重要かつ非常に難しいお客様とのこと。

 

そのお客様はとある社長さんです。
何が「非常に難しい」のか、すぐにわかりました。機嫌のいいときはとてもフレンドリーなのですが、一旦問題がおこると休日・昼夜問わず呼びだされます。流石に最近は深夜の呼び出しは減りましたが、

  いつも決まって第一声は「とにかく来い!」

  そして次に「すぐさま解決しろ!」 と。

「何にお困りですか?」とか、
「問題の原因で心当たりはありませんか?」と聞いてみても、

  「そんなものはお前がきちんと観察してトラブルの原因と解決策を提案をしろ!」
とまくし立てます。

普通、これだけ緊急に呼び出すのであれば、何かしら情報提供があっても良いと思うのですけれどね。業務仕様なんてあったもんじゃありません。

 

これまでも多くの先輩や同僚が振り回されてきたらしいので、一応、社長対応マニュアルは整備されていますが、心がけ程度にしかならないです。
とにかく目先のことを要求するばかりで、今後事業をどうしていこうとか、そういうビジョンがほとんど見えてこないので、こちらもなかなか的確な対処ができず、そしてまた怒って呼び出される、と・・・・

 

上司に状況を相談しても、
  「問題解決の筋道を構築するのがプロジェクトリーダーの仕事だ」
と取り付く島もなく、それどころか
  「頼んでおいたアレどうなってる?!」と催促されます。

アレってなんだよ!!
社長対応で毎日ひっぱり回され、その度に自分の抱えてる他の仕事が中断されてどうにも進まないのを見ていないんでしょうか。

 

まあ、その社長っていうのは四ヶ月になるうちの娘なんですけどねw

 

母親が育児と家事をして、父親が仕事で稼ぐという一般的な携帯の場合、男性は育児の大変さを理解するのが難しいです。

  「俺は会社で顧客や社内の無理難題を抱えて大変なんだ。
   育児くらいでガタガタ言うな!
   しかも、俺のやってることの方がずっと大変で、
   だから給料を貰えているんだ!」

働くお父さんなら誰しも一度は思ったことがあるんじゃないでしょうか。

 

子育てを仕事に置き換えると、冒頭の超わがまま重要顧客です。自分の時間を削り全てを費やしても評価されず、他のことがおろそかになると非難されるばかりのブラックプロジェクトかもしれません。

仕事の場合は給与・昇進や顧客からのねぎらいのように、自分の成果を評価してもらえる場がありますが、育児ではそれがとても希薄です。(だからといって、家事は金銭に換算すると、などという議論は意味をなしませんが)

だからお母さんは子供を自慢しようとします。自分が評価されるために子供に一生懸命教育の場を与えようとします。なんとなく歪んだ愛情のようですが、評価される場がそこにあるのでモチベーションも当然そちらに向かいます。

  「上手に子育てしましたね」、と

子育てのプロセスを家族や社会がきちんと理解・評価・感謝して、子育てお母さんやお父さんがそれをやりがいに思ってくれる環境作りが大切ですね。まずは家族内で「ありがとう」を言うところからでしょうか。

新米子育てパパとして、これからも、子育ての難しさと大変さを少しずつ共有していければと思います。

 

あと喜びも!

 

こちらは、冒頭ご紹介した我が家の超わがまま最重要顧客様です。
社長席にふんぞり返って、大変ご立腹の様子。
お困りごとは何でございましょうか!?

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